夏の終わり?

お盆を過ぎると、世の中すべてが夏の終わりモードになるの、何なんだろう。まだ夏は続いているし、暑いのは変わらないままだし。天気予報でも盛んに「残暑が厳しい」と連呼している。暑いのは言われなくても、肌感覚でわかる。この夏も結局、エアコンを使わずに過ごしてしまった。「しまった」と言ってしまうぐらい、エアコンを使わない日常が当たり前になっている。ただ、寝苦しい夜だとかブログを書く時は扇風機を使ったから、まったく文明の利器を使っていないわけではない。

図書館で、電気料金を5アンペア契約で過ごした記者の本を読んだけれど、まぁ別にそこまで意気込んで電気を使わないとかそういう暮らしをするつもりも無く、ただ自然に、というより両親に躾けられたように、無駄を出さない生活が当たり前になっている。窓を開け放てば風が通り、日当たりのよい部屋に住めば暖かい。住む場所を選べる限り、快適な暮らしはいくらでも追及できる。

 

安い暮らしに慣れると、思考がどんどん貧乏に染まっていく。本当に良くない。

欲しい物を買えるだけの蓄えがあるなら、考えた上で、都度買うべきだと思った。欲しかったものが売り切れになり、安さで選んだ中古品がすぐダメになるとそれなりに凹むし、凹んだのを元に戻す労力を考えたらちゃんと新品を買った方が手っ取り早いし、欲しい!と思った時点で買い物カートに入れたほうが何より心がすっきりする。ここ数日で、物にまつわる精神的アップダウンがほんとしんどかった。

中古で買った刈払機は店に返品して新品を買い直した。ぐるぐる迷っているラジコンはそのまま保留にしている。ある意味、迷っている時間が楽しかったりする。あれもいいなー、これも捨てがたいよなー、っていう時間が自分にとってエンターテイメント的でもある。今はあんまりしないけど、CD屋に行って「今日買おうか、どうしようか」って迷っているドキドキ感を久しぶりに思い出した。

 

ヘッドフォンで音楽聴いてたら夕立ちに気付くのが遅れて、洗濯物が台無しになった。こういう夕立も、夏の終わりの象徴みたいに言われてしまうのかな。